東方輪廻殺
第十四話 始動

「嘘…」

私は信じられなかった
あの巨人型魔物ですら手も足も出ずに切り刻まれ消滅したのだ

つまり目の前の化け物は今まで戦ってきた中で一番強い存在となる

(ひっ…か、勝てるわけが無い…)
「うっ…うぅ………た、助けて…」

震えが止まらない まるでリフの異空間で追い詰められたあの時と同じ…
このままでは…間違いなく死ぬ…

「嫌だぁ…死にたくないよぉ……助けて…」

「なら今度こそ全力で助けてやろう」

ふと声が聞こえた この声は聞き覚えがある
顔を上げると其処にはウサギが居た
相変わらずウサギの被り物から下はパンツ一丁の変態だ

でも何故だか嬉しかった こんな私の為に来てくれたのが嬉しかった

「久しぶりだな霊禍」

名前で呼ばれたのも久しぶりだ…またもや嬉しさがこみ上げる
こんな変態が来て喜ぶなんて…もう私終わってるのかもしれない…

「………嬉しいんだけどアンタのその格好で台無しだわ」

「文句なら後で聞こう…さて…まずは其処へ入れてくれないか?」

ウサギ仮面は壁の結界に入れてくれるように私に頼む
さっきから化け物の攻撃を受けまくっているのだ…
能力でダメージを無効化しているのだろうが…結界を頼むということは完全に無効化できてないのだろうか?
とりあえずウサギ仮面の周囲にも結界を作った

「よし…流石に奴の前では私も危ういからな」

「あの化け物を知ってるの?」

私は疑問に思った ウサギ仮面は能力で無敵の筈だ
そのウサギ仮面ですら危ういとはどういう事だろう?
それに知ってる口ぶりだ 今の内に聞いておいた方が良さそうだ

「あぁよく教えてもらったよ 奴は『絶鬼』と呼ばれてる化け物だ」
「世界を渡る災厄で何もかもを壊し殺戮を繰り返す悪鬼だそうだ」
「能力は時空を司る能力だそうだがコレについてはよくわからん」
「目的は何かを呼び寄せる為に破壊活動をしているそうだ」

「…それ本当?誰から教えてもらったの?」

「隻眼大老と名乗る者から教えてもらった…真実かどうかは知らんが…」

隻眼大老…人違いでなければそれはクリェドゥスだ
この世界に来ていたのか?だとしたら何故?たまたまなのだろうか?

「さてそろそろ逃げなければマズイ 壁を解いてくれるか?」

「ダメよ…この壁のお陰で今まで生きられたのよ?」

「そうか…なら私が奴を出来るだけ抑える その間に風霊域[ネミセト]へ行くんだ」

「どうして?」

「私はお前を助ける為に何か手は無いか色々調べていた」
「当時謎だらけだったネミセトへも行き何があるのかも調べたんだ」
「成果はあった…ネミセトの頂上付近に異界の門があったのだ」
「とは言え見つけただけで入ってないからわからんが…今こいつから逃げるには丁度良い筈だ」
「一か八かの賭けになるが…どうだ?」

「賭けか…本当に大丈夫なんでしょうね?」

「ただ死ぬよりかはマシだろ?」

「そうだけどさ」

「なら決まりだ 場所は解るな?では行くぞ!」

その合図と共に私は壁を解き瞬時にウサギ仮面は絶鬼を抑え込む

「………ありがとう」

私はウサギ仮面に感謝し風霊域[ネミセト]へ向かった










「はぁっ…はぁっ……ホントに門があるんでしょうね…」

ネミセトへ到着 強風が吹き続け飛ばされないように崖にしがみつく
足場のようなものは殆ど無く落ちれば死んでしまう…

「くぅっ…」

衰える事を知らないかのように強風が吹き荒れる
夜だから次に掴まる場所が見えづらく中々登れない

「んしょ……ふぅっ…はぁっ…はぁっ……」

ある程度登りようやく開けた場所へ到達 数少ない広い足場だ
そして其処に場違いな物が見えた

「鳥居…?どうしてこんな所に?」

風で飛ばされないよう注意しながら鳥居に近づく

「え?…博麗!?」

鳥居にはしっかりと「博麗」の文字が刻まれていた
ここは博麗神社なのか?でも神社は見えないし…
考えられるとしたらここもまた幻想郷であり場合によってはこういう世界として成り立ったという事
何も幻想郷の地理は私の知るあの幻想郷である必要は無いのだ
だとすれば…納得はできる

「でも…まさか博麗の単語をこの世界で目にするなんてね…」

よく見れば鳥居を潜ってすぐの所が僅かに歪んでるように見える
多分…アレが門なのだろう ここまで来たんだ…一か八か…門へ入る事にする

私はゆっくりと時空の歪みへと入っていった












「くっ…この…大人しくしていろ!」

ウサギ仮面は絶鬼を必死に抑え付けている
霊禍はもう異界の門を潜ったのだろうか?
門の近くには奇妙な形をした造形物が建っている アレに辿り着ければ門にも気づける筈だ

「ガアアァァァッッッ!!」

絶鬼はウサギ仮面の拘束から逃れようと何度もウサギ仮面の居る空間を吹き飛ばす
しかしウサギ仮面はその能力により絶鬼の攻撃を全て無効にしていた

「このっ…馬鹿力が!」

何度も振り解こされたが根性で何とか絶鬼を抑える
自分が力尽きるか絶鬼を倒すまでは絶対に抑えるつもりでウサギ仮面も放さなかった

「アアアアアァァァァァッッッ!!!」

絶鬼の叫びと共に突如空が割れた

「な!?一体何が!?」

動揺したもののだからと言って抑える力を緩める程間抜けでない
しっかり絶鬼を抑えつつ割れた空を見るウサギ仮面
割れた空には白く輝く球があった

「何だ……アレは?……うぐぁっ!?」

球が光るとウサギ仮面は吹き飛ばされた
それと同時に絶鬼が解放されウサギ仮面に攻撃する

「ウガァッ!?ぐ…しまった……だが…何故!?」

ウサギ仮面は理解できなかった 自分にはあらゆる害を拒絶できる能力がある
何をされてもこうやってダメージを受ける事は無かった筈なのに…

「シィッ!」

絶鬼が止めの攻撃を放つ

「…私は…ここまでか…霊禍…無事でいてくれ…」

ウサギ仮面は切り裂かれて消滅した











「………! ついに現れた…絶鬼!」

とある世界の神殿最深部…
焔 牢姫は一人呟いた

「今度こそ…見極めさせてもらう!」

そう言って目前に映像を出し 神殿に居るもう一人に話しかけた

「今度はしっかり協力してもらうよ?お兄ちゃん?」

「ふん…解ったから少しは集中させろ…別世界に居るとなると解明しにくい」

藍色のローブを纏い黒髪長髪の赤目の男__クリェドゥスが鼻息を鳴らす

映像には取っ組み合いをしている絶鬼とウサギ仮面が映っている
そして空が割れて白く輝く球体が現れる
それが光ると同時にウサギ仮面が吹っ飛ばされ絶鬼に止めを刺されて死んだ…

「お兄ちゃん…アレは?」

「わからん…だが…そうだな…『Null』とでも呼ぼうか?」

「ヌル?」

「何も無いという意味だ だがアレの能力でウサギの男は死んでしまったようなものだ」

クリェドゥスが難しそうな顔をする
まさかウサギ仮面がこうもあっさりやられるとは思ってもいなかったんだろう…

「…能力は?」

「意味を書き換える能力だな…」
「ウサギの男は無敵だったがその能力の意味が無くなり普通の人間へと戻ったのだ」

それを聞いて牢姫が嫌そうな顔をする
その能力の前ではどれだけ強い存在もたちまちやられてしまう
成す術が無い…

「厄介な…じゃああの時私等がやられたのは…」

「うむ…間違いなくNullの所為だな あの時は何が何だかサッパリだったがようやく判明した」

「それで…絶鬼の方は?今回のベースの人間は誰か解った?」

「………わからん…が…お前の予想通りだと思うぞ?牢姫…」
「前回会った絶鬼にはあんな能力は付いてなかったからな…やはりベースが変わったからか?」

「じゃあやっぱり…一度滅ぼしたくらいじゃ足りないのか…」

めんどくさそうにため息を吐く二人

「多分な…それは奴が現れた時から薄々感ずいてた事じゃないか?」

「問題はそのベースの人間の強さだね…」

「あぁ…前々回では子供だったな…その時は何とか倒せたが…」

「その次…前回ではさらに苦戦し壊滅的被害を受けた…」
「できれば予想は外れて欲しいなぁ…予想通りだったら…とてもじゃないけど無理…」

「今まで絶鬼に能力は無かった…だが今回の絶鬼は違う…能力持ちだ…」
「今回は協力してくれるだろうか?俺達だけじゃ絶鬼には勝てん…」

「………できるだけ協力してくれるよう仕向けるからお兄ちゃんも協力してよね?」

「いい加減お前も動けよ?牢姫…俺一人で絶鬼をどうにかできると思うな」

そう言ってクリェドゥスはメモを渡しスッと消えた

メモを見て牢姫は呟く

「そう…だね…そろそろ…本格的に動かなきゃね……霊禍…」

その表情は何処か寂しそうだった










「はっ!?」

ふと目を覚ます霊禍
風が無いことから風霊域[ネミセト]では無い事は確かだ
…足の傷が治ってる?斬られた痕が無くなってた

そしてすぐそこに見慣れた神社があった

「博麗…神社…」

「よく来た…」

声が聞こえる…この声は牢姫の声だ 懐かしいな…
振り返ると霊夢の形をした真っ黒い影がいつの間にか立っている

「此処は8番目のお前の場所だ…しかし今は私の場所だ…奪い取れば良い…できるものなら」

「ふざけないで牢姫」

「…今回は記憶があるようだね…『霊禍』…お帰り」

牢姫はニッコリと(影で表情は解らないがそう感じた)笑って私に話しかける

「…ただいま でも何でまた私は此処に戻ってきたの?」

「会ってもらいたい人が居るんだ」

「それは誰?」

「会ってからのお楽しみ 大丈夫 その人は霊禍の味方だよ 多分ね」

「多分て…まぁいいわ じゃあ早くして」

「せっかちだねぇ…まぁ良い ちょっと待ってね 今呼ぶから」

そう言って牢姫は黙り何かに集中し始めた
しばらくしてスキマが開きそこから一人の男が出てくる
全体的に黒い服で胴着のようなものを着けている若い男だ

「牢姫…この人誰?」

「………」

男は黙ったまま私を見つめる
牢姫はカラカラと笑い答える

「知りたければ本人に聞けば良いじゃない」

それもそうか…

「初めまして?私は霊禍 貴方の名前は何かしら?」

「久しぶりですね霊禍 私の名は『幽玄』…人間です」

久しぶり?私はこの男…幽玄と会った事があるのか?
会った事を忘れちゃってるのかな…かつて私が牢姫を忘れてた時のように…

「今から霊禍には幽玄さんと共にある世界へ行って貰う」
「そこでたっぷりと鍛えてもらうと良いよ霊禍 それじゃ」

牢姫がそう言うと急に足元にスキマが開かれた

「ちょっと!まだ貴女に聞きたい事が…」

その声も虚しく私と幽玄はスキマへ落ちていった









「あいたっ!」

思いっきり地面に叩きつけられる
今度は土の地面だったから最初の時程ダメージは無かったがそれでも痛い…

「大分なまってるようですね…話通りですね…」

幽玄が呆れた目で私を見る そんな目で見ないで欲しい

「えと…幽玄さんは私の事知ってるようだけど…」
「生憎私は憶えて無いの…良ければ教えてくれないかしら?」

「良いでしょう…少々長くなるかもしれませんが…」

そして幽玄は過去話を始めた



「なるほど…では今回も師匠と呼んで良いですか?」

過去話によれば幽玄は私の師匠で戦い方を教えてくれたようだ
私は今能力無しでの戦いは出来ない それで困っていたが今幽玄に教えてもらえるなら好都合だ
それと私が過去に掛けた呪いにより不老不死となり私の邪気も元から効かないとの事
リフの居た世界では邪気の所為で鍛えられなかったがこの問題も最初から解消されている
幽玄との出会いは今の所メリットしか無い 嬉しい限り

「えぇ構いませんよ ですが徹底的に鍛えるつもりですので覚悟はしてくださいね」

幽玄が薄らと微笑む

「ではまず食糧の確保からしましょう できなければ私が料理してあげます」

「…?わかりました その時はよろしくお願いします」

そうして師匠と共に食糧を探し始める
それにしてもこの場所…見覚えがある…確か無縁塚だ…幻想郷の無縁塚に似ている…


あれから4時間が経過し結局私は食糧を見つけられなかった…そう私は…

師匠は次々と草や蟲を集め袋に詰めている…もしかしてそれを料理に使うの?
でもまぁ食べられるのなら何でも良いか…
食べる事はそれ自体が幸せだ 竜鬼族の城で私はその事実に気づけた…
それに一個人が私の為に料理をしてくれるというのは過ぎた幸せだと思う

この世界に来て初めての食事は師匠の手料理で始まった

「………」

「どうしましたか?霊禍 顔色が悪いですよ」

不味い…言っては何だが…凄まじく不味いのだ 吐きそう
でも失礼なのでちゃんと全部食べた
「ご馳走様でした」

「お粗末様でした 美味しかったですか?」

「はい 美味しかったです」
(言えない…不味かったなんて言えない…)
(私は食べる事を許された時点で十分幸せなのだ 味に文句は言うまい…)

「そうですか?私の方も成果が出たという事でしょうかね…以前はよく不味いと言われましたよ」

(以前も?今でも不味いです師匠…)

その後恐る恐る生のままで食材を食べてみた…こっちの方が美味しかった
そしてそこらへんの草や蟲が普通に食べられる事実に一人驚愕した




「では早速修行を始めます まずは私に一撃でも良いから当ててみてください」

そう言って師匠は手招きして挑発する
私の能力はほぼ全て一撃必殺の攻撃だ…能力を使うわけにはいかないな…

「よろしくお願いします!」

そう言って全力で攻撃を当てようと挑む




「はぁーっ…はぁーっ…」

息切れして動けない 結局一日経っても当たらなかった 悔しい

「まぁ素人にしてはよく持ちました これからも体力を付けなさい」

「ゴフッ!ゴホッ!」

そう言って師匠は疲れて動けない私の口に料理を流し込む
不味い上に次々と流し込んで来るので思わず咳き込んでしまう 殺す気ですか?師匠

「何ですか?その目は?」

「ひっ…!」

ギロリと睨みつけられる かなりの殺気が込められており動けなくなった 無意識に涙も出る
冗談ですよと師匠が睨むのを止めた後でも涙は止まらなかった
アレ程の殺気は分離前の霊夢の記憶にも無い…
あんな凄い殺気を出せる相手に勝てるのか?それより一発でも当てられるのだろうか?
以前の私は師匠に少なからず勝ってたという話だったけど勝てる気がしない…




この世界に来てから一週間 ようやく攻撃が一発命中した(相打ちだけど)
その事を褒められる 何だか嬉しい そして次の目標なのだが…

「私は氣の流れを読み自然を感じ取るから相手の動きがわかるのです」
「なので次は私の体内に流れる氣の流れを感じなさい 同時に自分の氣の流れも感じ取りなさい」

いきなり氣の流れを感じれと言われてすぐに感じ取れるわけがない
どうすればいいのか全然わからない…と質問したらこれだ…

「例えばこの木を見なさい 地から天に向かってる氣の流れとその逆の流れがありますね?」

ダメな弟子でごめんなさい師匠…全然わかりません

一ヶ月経っても一向に流れを感じれず才能無いのかもと思いちょっと泣いた
この一ヶ月で攻撃を当てられたのは最初の一撃を含めてたったの3発だった

それと各所を歩いて気づいたのだがやはり此処は幻想郷の様だった
しかし私達が拠点として居るのは無縁塚や再思の道と言って普段誰も立ち寄らない危険な場所だ
だから幻想郷の住民は誰も私達の来訪を知らないのかもしれない
まぁ今は修行中だしわざわざ疎まれるような相手に挨拶しに行く必要も無い
それに師匠が居る以上一人じゃないから寂しくない
共に居てくれるというのは仲間が居るという安堵を実感させる





さらに一週間が経過した
深く瞑想すればより感じられると教えて貰ったので
ひたすら瞑想を続けた一週間だった 眠ってるわけじゃないよ?
そしてようやく氣の流れを感じ取る事ができたのだ
その事を師匠に話し証明したらまた褒めてくれた 嬉しいな…

「氣の流れを感じるのは普通一年経ってもまず出来ない事ですが流石私の弟子ですね」

師匠も何処か嬉しそうに話していた それから何度か組み手を行ったが
氣の流れを感じる前と今とでは驚くほど攻撃の命中率が変わった
今では一日に一発は絶対当てられる いずれ組み手で勝てるようになるかもしれない!


「霊禍…今日は実戦してみましょうか」

「実戦…ですか?」

「はい…能力を使わずに野良妖怪を倒してもらいます」
「緊急時には能力を使っても構いませんし私も助太刀します」

「わかりました」

「流れを読み取れば攻撃だけでなく急所も解る事は理解できてますね?」

「はい!」

「よろしい では行きましょうか」

そう言って道から外れ森の中を適当に歩き回る

「…!」

僅かな妖力を感じ 周囲をより警戒する
師匠が小声で話しかけた

「気づけましたね? ようやく相手を見つけましたよ」

遠くを指さし其処を見るとかなり離れた所に鬼熊が徘徊していた

「目標はとりあえずアレの撃破 能力を使わず素手で倒しなさい」
「可能ならばダメージは受けず返り血も浴びぬようにしなさい」

「わかりました」

「では行きなさい」

私は鬼熊に近づきわざと鬼熊に見つかる 不意打ちで勝っても実戦の修行にならないからだ
鬼熊は私という得物を見つけ嬉しそうに雄叫びを上げる
そして力任せに腕を振るい攻撃してきた

「シッ!」

私は鬼熊の腕の急所を瞬時に捉え其処を突く 瞬間鬼熊の氣の流れが狂い鬼熊は派手な音を立てて倒れた
倒れても尚無理に動こうとしている…私は頭部の急所を突き鬼熊は弾け飛んで死んだ
返り血を浴びぬように引き下がる

(うん!私自身満足の成果!)
「どうでした?師匠?」

「合格です できれば最初の一撃で仕留めて欲しかったのですが何れそれも出来るようになるでしょう」
「ダメージを受けず…返り血も浴びませんでしたね 流石私の弟子ですね」

「えへへ…///

褒められて照れる 一撃で倒せなかったのは確かに残念だが…それに関しては今後も精進しよう

この後も適当に彷徨い野良妖怪達を全て返り討ちにした
師匠曰くこっちから仕掛けないのは妖怪の中にも争いを好まない者が居るからその配慮だそうだ
相手が仕掛けてきたら殺し合いとなるのでその場合は容赦なく相手を始末する
仕掛けてこない相手は基本的に害が無いのでこっちからも干渉しない

そんなこんなで約3ヶ月程経過し やっと組み手で師匠に勝つ事ができた





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あとがき

第十四話終了 どうでしたか?

長かった第三世界もついに終わりです やったね禍たん今度は死ななかったよ!

そして強大な敵が出現 Nullの名前は別にMUGEN意識してるわけじゃありません
あのウサギ仮面が死んだのでこいつの能力のヤバさは伝わったかな?
Nullに勝つのは不可能なので呼び出される前に絶鬼を倒さなければなりません 厄介ですね〜
とはいえしばらくはこいつ等出ません もしかしたらもう出てこないかも?w
とりあえずほぼラスボス的な立ち位置です ラスボス(仮)です

さてようやく幻想郷へ来たので少しは東方キャラ出したいですね〜
今の所霊夢さんと紫さんと藍さんしか出て無いからね 最低でも後一人は出したいですね
まぁ出すとしても性格や設定ガン無視する恐れ大なので注意ね
あと幽玄師匠の所為でかませ化する恐れも特大です 9話見れば大体解ると思うけど
幽玄師匠に飛び道具は一切効きません 物理攻撃のみ命中しますがそれすらも相当当てるの難しいです
霊禍は本格的に修行を受ける前に一発の命中を条件に戦いますが相当手加減してわざと当たってくれてます
本気出されると攻撃は当たらん上カウンターされてこっちは即死ですからね 恐ろしや
人間だけでなく妖怪や神々も圧倒してきたので何度も言いますが滅茶苦茶強いんです!
相手が再生自慢の吸血鬼だろうが一撃死できる規格外な人間なんです

というかやっと幽玄を再会させられましたわ
…やっとで合ってる?もうの方が良いのか?早すぎたかね?
ぶっちゃけとっとと肉弾戦で禍たんTUEEEEしたいんで修行開始したんですけどねw
能力で禍たんTUEEEEできたのは夜魔族と屍狗族が相手の時だけでした 二種族は犠牲になったのだ…

しばらくは幻想郷でぷらぷらと過ごしたいですね〜
後オリジナル霊夢との絡みもやりたいなー あぁ色々と絡ませたい〜でも反響が怖い〜!

それじゃ何時まで続くか…完結できるかどうかは知りませんが 次話あとがきで会いましょう


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