東方輪廻殺
第二十七話 組織

とある場所に立つ塔
そこで一人の部下が慌しく塔内を駆け回っていた

「ボス!大変です!!」

やや大きめのドアをドンドンと叩きつつ叫ぶ
そこから銀髪でメイド服を着た女が出てきた

「騒がしいわね…何なの?」

「さ…咲夜さん!部下達が何者かに攻撃を受けました!未だ部下達の意識は戻りません」
「その部下達が所持していたあらゆる物を奪われています これは我々に喧嘩を売っているかと」

「………詳しく聞こうかしら」

「はっ!証拠となるカメラの記録映像がありますのでまずはコレを」

そう言って部下はビデオテープを咲夜に渡す

「…別の部屋で見ましょう お嬢様が起きちゃうわ」

咲夜とその部下は部屋を変えビデオを再生した



「この記録映像はカーミラの石小屋です」

まだ何も変化が無い映像を早送りしつつ部下が撮影場所を伝える

早送りが終わり重要箇所を咲夜に見せる
映像では数人の部下が壁に並ぶ所だ
部下達が全員入ったと思うと一人の見知らぬ娘と散々組織の邪魔をしてきた二人組みを確認できた

「こいつ等は…」

「えぇ…間違いなくルゥとシュウでしょう しかしもう一人の娘は詳細不明で調査中です」

「………『黒翼(こくよく)』から情報は?」

「ですから…その黒翼を使って調査してます」

「…そう…黒翼にこの映像は見せたの?」

「はい…この映像記録を連中に見せても我々に不都合は無いと判断し見せました…マズかったですか?」

「大丈夫だ…早々に手を回して助かる この娘…いや、3人は見つけ次第即刻捕らえるよう部下に伝えろ」

映像を見ていると急に魔物が現れ部下達に攻撃している所だった
3日前から謎の生物が確認されてる情報があったが…この娘が原因と咲夜は予想する
そして娘は石小屋から出てそれに続くようにルゥとシュウも出て行った
最後にルゥがカメラを見てたような気がする…恐らくもうカーミラに行っても奴等は居ないだろう
そこで記録映像は終わった

「…この映像記録は何時のだ?」

「昨日の昼ですね…もうカーミラには居ないでしょう」

「そして部下達の意識は戻らない…と」

「はい…命に別状はありませんが…検査によると脳波に異常が出てて恐らく何も憶えて無いかと」

「やってくれるわね…わかったわ  引き続き黒翼を使って奴等を追いなさい」

「わかりました では失礼します」

ビデオを回収し部下は出て行った

「…はぁ…また我々に楯突く奴が増えたのね…」

咲夜は深いため息を吐きつつボスの部屋へと戻っていった










「さて…何処に行こうかしら…」

カーミラでの一件から特に進展せずあれから丸一日が経った
空龍に乗り適当にのんびりと飛び回りつつ考える
行くなら今度は南側の国が良いかな…北方はルゥ達を探す際に少し目立ちすぎたし…

「まずは降りる事をオススメするぞ」

「だ、誰っ!?」

突如声を掛けられたので驚いて振り向く
するとそこには黄色い服を着た女が浮いていた

「それは後で話そう…霊禍嬢だな?まぁとりあえず目立つから降りようや」

パチュリー?幻想郷のとは大分印象違うけど…
似た存在なのかな?…一体何者なんだろうか?

「早く降りろっつってんだよボケェッ!」

パチュリー(?)は急にキレて腕を勢いよく振り下ろす
それと同時に空龍に強い重力が働き叩きつけられた

「痛っ〜〜〜…ちょっと!何よアンタ!殺す気なの!?」

空龍がクッションになってくれたので幸いダメージは少ない
感謝しつつ空龍を引っ込めた

「降りぬなら…堕としてしまえ…ホトトギス」

「はぁ?」

意味不明な事を言いつつゆっくり降りるパチュリー(?) 嫌な笑顔で降臨する
何だか一々行動に苛立つ…

「まぁまぁそう怒るな とりあえず話がしたい 良いよな?」
「立ち話もなんだ この近くに[アークム]という大国がある そこでお茶にしよう 奢ってやるよ」
「そんじゃれっつらごー」

「ちょっと!アンタの話を聞くなんて決めて無いわよ!」

「またまたご冗談をw 良いから来い」

パチュリー(?)は変に笑いつつ無理矢理手を引っ張られる
あっという間に[アークム]に入国しすぐさま喫茶店らしき所へ入店する

「お二人様ですか?」

「我の名は『お二人』じゃねぇよボケ とっとと案内しないと訴えるぞ!」

「………こちらの席へどうぞ」

あんな事を言われても笑顔を絶やさない店員さん凄いなー…

「ご注文をどうぞー」

「ん〜…我はホットミルクとコーンスープで…霊禍嬢は?」

「え?えっと…じゃあ同じので」

「畏まりましたー」

注文を受け駆け足で厨房へと急行する店員さんを見送る

「3分間待ってやる!」

その店員に偉そうに叫ぶパチュリー
さっきから変な事を言う奴だなぁ…

「さて…と」

テーブルをトンッと指で突付くパチュリー(?)
突付くと同時に音が綺麗に響いたけど…何をしたんだろう?

「…今…何を?」

「結界を張らせてもらった…これで我等の会話は周りには至って普通の会話として聞こえる」

「…?何故そんな事を?」

「盗聴防止だ…まぁこの理由も今から話す事で大体解る筈だ……さて…まずは自己紹介からしよう」
「我の名は『パチュリー・ノーレッジ』だ 気軽にパッチェさんと呼んでくれ!」

やはりこいつはパチュリーだったようだ…しかし私が知るパチュリーでは無いのも確かだ

「…博麗霊禍よ…」

「うん知ってるw」

名乗ると同時に知ってるとニヤニヤと笑いながら言うパッチェさん
…ホント…一々行動がむかつくわね…

「………そこなんだけど…何で私の事を知ってるの?」

「焔 牢姫から聞いた これで我が味方と信用してくれるか?」

…牢姫の名を知ってる…という事はこいつがあの時牢姫が言ってた目的となる人物?
何の為に牢姫はこんな奴を私の下に?

「…何が目的で私の所に来たの?」

「霊禍嬢のトコ行って修行してこいって頼まれた」

「それ本当なの?」

ハッキリ言って信じられない 全体的に怪しすぎる…

「む…牢姫さんの名を知ってる事が証拠になると思ったんだが…」
「では…クリェドゥスを知ってるのはどうだ?彼もこの世界には存在しない霊禍嬢の知り合いの筈だ」
「そして幽玄も知っている…この男は霊禍嬢に体術を教えた師匠なんだろう?」
「んで…そうだな…霊禍嬢本人は生まれた世界での幻想郷から追放されてるのも知ってるぞ」
「さらに霊禍嬢の能力は次元を司る能力で魔物の召喚もそれの応用なんだろ?」
「ついでに言うと牢姫の能力は影を創る能力だ ここまで知ってるならどうだ?」

次々と私の知り合いの名を出した上私の能力や生い立ちまでも知ってるようだ…
牢姫達と繋がってるのはもう間違い無いだろう…

「…それはどこから得た情報なの?」

一応念入りに聞いておく…こいつが正直に答えるとは思えないけど…

「全て牢姫さんから聞いた まだ信用できないなら牢姫さん本人を連れてくるしか無いかなー…」

「ご歓談の最中申し訳ありません ミルクとスープお待ちしましたー」

ここで店員が注文したものを持ってくる

「遅ぇんだよクソッタレ!ってあっちぃ!?」

店員からホットミルクを奪い取り勝手に火傷になるパッチェさん 自業自得だバカめ

「さて…以上の事から我は味方だと信用してくれたと思う 本題に入ろう」

「待て…まだ私はパッチェさんが味方なんて思ってないわよ」

「はいはい嘘乙 んで霊禍嬢この世界に来てから何日経った?」

(こいつ話聞かないのね…)
「…まだ4日目よ…」

「滞在日数たったの4か…ゴミめ!」

………こいつマジでむかついてきた…

「そういうアンタは何日なのよ?この世界の何が解るって言うのよ?」

「我は此処に来てからまだ20分だ だがこの世界の大体はもう既に把握している」

………え?私はまだ何もわからないのに…何なの…この差…

「まず霊禍嬢…君は今自分がどういう状況か把握してるか?」

急に真剣顔になりマジメに話をし始めるパッチェさん この雰囲気の差は一体?

「まだ何も解らないわ これからどうやって生活しようか考えてる所よ」

「そうか…既に霊禍嬢は指名手配されてるわけだが…大丈夫か?」

「はぁ!?何それ!?指名手配!?私が!?」

「落ち着けw ただ皆から狙われるようになるだけだ 心配するなw」

「心配も何も大問題よ!私は普通に生活したいの!」

「普通に生活?無理無理ww」
「霊禍嬢が普通に生活できるのなら人類は羽ばたいて飛べる」

「どういう例えよそれ…何?私は何処に行ってもダメだと言いたいの?」
「それじゃ…私は何の為に今この世界に居るの?…私は…ただ平穏に過ごしたいだけなのに…」
「だからそれを目的としてまずはこの世界で頑張ろうとしてるのに…何で?…もう無理なの…?」

「霊禍嬢…とりあえず泣くのは止めろ…さっきのは冗談だ…ゴメンチ!」

言われるまで泣いてるのに気づかなかったので慌てて涙を拭く

「うっく…とりあえず…一発殴らせなさい…そうでもしないと気が済まないわ」

「やだぽ〜ん んで話を戻すが…これからどうするつもりだ?」

「その前に…何で指名手配されてるの?そもそもそれ本当の話?」

「うむ…そう言うと思って念入りに持ってきた これ証拠 見れ…見るんだ!じっくり見ろ!エッチ!」

そう言ってパッチェさんはポケットから一枚の紙を取り出し私に渡す
そこには確かに私の写真があり生きて捕らえるようにとあった
写真は…どこかの小屋の中かな…撮られたとなると…カーミラのあの小屋か!

「霊禍嬢を捕らえるよう各国に頼んだのはスカーレット・クロノスという組織だ」
「組織のボスはレミリア・スカーレット、種族は吸血鬼だ 側近に十六夜咲夜が付いているこっちは人間」
「この二人の名前…もうどういう奴等か霊禍嬢には解るんじゃないか?」

パッチェさんがニヤニヤした顔で私に尋ねる
確かにその名前を聞いたら私は小さいあの吸血鬼とそれに仕えるメイドの顔が頭に思い浮かぶ
この世界も…また別の形で具現されている幻想郷…と考えて良いのかしら?

「…一応聞くけど…その二人の能力とかは…解る?」

「レミリアは運命を操る能力で咲夜は時を操るそうだ 何か解ったか?」

「…はぁ…まんまあいつ等じゃない…」

という事は…他にも同じような存在が居るのかな?
この世界では組織として動いてるとか?一応パチュリーに聞いてみるか

「他に…何か組織とかあったりするのかしら?」

「幅を利かせているのは3つだな…」
「『スカーレット・クロノス』、『黒翼』、『イレイザー』の3つがそうだ」
「他には…組織とは言えんが『ギルド』が存在する それぞれ説明しよう」
「まずスカーレット・クロノスだがこいつ等は単に力ある賊みたいな奴等だと思えば良い」
「だが厄介な事に警察、政府にも精通…法的に手出しできない程膨れ上がった組織だ」

「警察?…政府?」

どういうものなんだろう?幻想郷はともかく
今まで居た世界でもそういうのは聞いた事が無い…

「霊禍嬢はまだそういう世界には行って無いのか?だとすると説明が少しめんど…難しいな…」
「簡単に言うと警察ってのは犯罪を取り締まる奴等で政府は国のお偉いさんって感じだ」

「あー…なるほど…何となく解ったわ」

つまり奴等は犯罪とかをしても状況次第ではそれを揉み消せる上
国の重役にも関わってるから国そのものをある程度操作できるという事…かしら?

「次に黒翼は情報機関だ 組織に属する全員が情報を共有し他と情報交換をする」
「またこの組織は翼人族でのみ構成されているのも特徴だな」

「情報を共有?」

どういう事だろう?よくわからない…

「…例えばこの国に黒翼Aが存在し、他の国に黒翼Bが存在しているとしよう」
「黒翼Aはその場に居なくて会話すらもしていない黒翼Bが得た情報を得る事ができる」
「勿論逆も然りで黒翼Bも黒翼Aが得た情報を得る事ができる…」
「全員が常に新しい情報を得て共有し続ける事で交渉相手が求める最新情報を提供するってわけだ」
「だから黒翼の奴等1人にでも何かがバレたら組織単位でその何かがバレる事になる」

「何だか気持ち悪い奴等ね…見聞きや体験をしてもいないのに何かを知る事になるんでしょう?」

つまり共有した他の仲間が情報収集してれば呑気にぐーすか寝てても情報を得られるって事だ
幾つか利点もあるだろうけど…知られたくない事もバレちゃうのは嫌だなぁ

「そうなるな…まぁこいつ等が望んでそうなったんだから気にする事は無い」
「そして黒翼は基本的に中立勢力だ 利用できるだけ利用すれば良い」
「ちなみに今…こうして結界を張って盗聴を防いでるのは主に黒翼対策だ」
「中立である以上敵にも情報を渡すから注意しないといけない…解ったか?」
「それと翼人族はかなり強いから喧嘩を売るのは止めた方が良い…鬼の奴等ですら避ける程だからな」

結界はそういう意味があったのか…
そして鬼ですら避ける程強いって…異常ね…

「まぁ霊禍嬢と我には到底かなわんだろうから心配するな」
「幽玄の言う事が本当ならばこの世界で霊禍嬢に敵うモノは居ないだろうからな」

「え?…私そんな強く無いわよ?」

「冗談は存在だけにしておけ 世界各国を見て回ったが注意する程強い奴は見つけられなかった」
「大体幽玄に鍛えてもらってる以上弱いわけが無いんだ…我も奴とは一度組み手してるから解る」

う〜ん…全世界が私より弱いなんて本当なのかな…
てか冗談は存在だけにしろって…何気に酷い…

「最後にイレイザーだがこいつ等は殺し屋、始末屋みたいなものだな」
「主に何かを殺す事に特化している組織だ この組織のみ全勢力から敵視されている」

「それは何故?」

「簡単な話危険だからだ…イレイザー以外の全組織を潰そうとするくらいだからな」
「こいつ等の所為で各組織のボスが転々と場所を変えたり情報をひたすらに隠していると言って良い」
「仕事柄嫌われる反面利用する組織も多い…全くどうしようもない奴等だなw」
「個人的にこの世界での霊禍嬢の就職先はこの組織がオススメだ 給料たんまりだぞ」

「殺しなんて絶対嫌よ!平穏目指してるのにそんな血塗られた組織に入りたくなんて無いわ」

「そりゃ残念 最後にギルドだがこれは自由参加の何でも屋みたいなものだ」
「ギルドに依頼を出すのも良し 逆に依頼を受けて報酬を得るのも良しと暇潰しにもってこいだ」

「自由参加の何でも屋…ねぇ…」

「そうだ…依頼によるが特に分類無く何でも出てくる 猫探しやら素材収集、魔物退治とかな」
「ルールとしては依頼をする場合は必ず報酬を用意し依頼を受けて達成したものには報酬を渡す」
「逆に依頼を受ける場合はどんな事があっても文句を言わない事 死んだ場合でも…な」
「大まかな組織は以上だ それで…今後どうするんだ?」

「う〜ん…流石に急にこんな話させられてもどうするかなんて決められないよ」

「我は霊禍嬢を修行して鍛えるよう頼まれてるから行動を共にしたいんだが…ダメか?」

「そんな事ないよ!…実際一人は寂しいし…一緒に居てくれるのは嬉しいよ…」

せめてもっとマシな性格であって欲しいけど…変な行動・言動をするのも止めて欲しいし

「よっしゃ!じゃあOKも出たし我の今後の予定に付き合ってくれないか?」

「アンタの…今後の予定?」

「うむ…霊禍嬢の今抱えてる問題も幾つか解決できると考えているんだ」

「私が今抱えてる問題?そんなのあったっけ?」

「おいおい大丈夫か?危機感が足りないぞ」
「まず一つ…スカーレット・クロノスに狙われてる事 指名手配されてる時点でもう相当危険な状態だ」
「二つ…霊禍嬢の召喚したと思わしき魔物も捜索されている 見つかったらどうなるか知らんぞ」
「三つ…住む場所が無いだろう?それを探さないといけない だが手配されてる以上国には住めない」
「四つ…金欠だ 我だけなら問題ないが霊禍嬢はそうはいくまい…金を手に入れなければならぬ」
「五つ…現時点で霊禍嬢の味方は我しか居ない これが進展しなければいずれは戦争するハメになるだろう」
「ざっと考えただけでこれだけあるな」

パッチェさんが挙げた私が抱える問題はまだ一部だろう…
他にももっとある筈…私の邪気とか…

「全然考えてなかった…それで…アンタの予定って?」

「まずは黒翼を徹底的に利用する 奴等は有能だから使わない手は無い」
「だが狙われている以上こっちが不利になるような情報は一切渡さない 黒翼との取引は我がやろう」
「金の問題はまず黒翼に情報を売って稼ぐ 余裕があればギルドだ」
「黒翼の力があれば国外かつ住めるような場所を幾つか教えてくれるだろうからそこを住処とする」

「…国外に住むのね…でも黒翼からじゃすぐバレるんじゃない?」

「だから幾つか教えてもらうと言ったんだ…転々と移動すればそう捕まりはしないよ」
「だがそれでも何れはスカーレット・クロノスと戦う事になる…もうこれは覚悟しておけ」
「直接対決するまでは他の組織を利用してスカーレット・クロノスの動きを探る」
「ここで他の組織となるべく親密になるのも目的の一つだ 特にイレイザーとは仲良くなりたい」

「…どうしてよ?イレイザーってのは殺し屋企業なんでしょ?」

「それ故に実力主義な奴等なんだ 繰り返すが霊禍嬢が就職するならココが一番だ」
「仲良くなれないのなら乗っ取れば良い…そしたら乗っ取った組織は我々の思い通りに動く」
「そんで…これ等の予定が全て上手く行けば先程挙げた5つの問題の内二つ目以外の全てが解決する」

………2つ目は確か魔物達の問題だったわね それ以外って事は
組織との対立、住む場所、金、仲間…これ等が解決…
ふむ…悪くは無いわね…戦う事が確定してるのが癪だけど…

「わかった…パッチェさん…アンタに付き合うわ」

「良いのか?ホイホイ付いてきちまって」

「…ふざけてるの?」

「あったりまえじゃん」

「………」

コイツに付いて行って本当に大丈夫なのだろうか?

「大丈夫だ…問題ない」

「私の思考に突っ込まないで?」





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あとがき

第二十七話終了

まずはお久しぶりです いや〜26話の後はどうとでも話を展開できるので困ってたんですよねw
とりあえず基本を重視して話を展開する為に立てておいたフラグの回収を行う事にしました
組織:スカーレット・クロノスとの対立とパッチェさんとの出会いが今回のそれです
パッチェさんは生意気にも超有能キャラかつうざいギャグキャラなので今後も良い位置に居てくれるでしょう
サポートにもネタにも使えるし敵としても起用しやすいからホント良いキャラしてるよw

この世界はまだまだ色々できるのでしばらく滞在する事になると思います
どういう結末になるかは勿論未定ですw
あっけなく終わるって事にはならない…と思う あーでもどうだろ

今度は今までみたいに名前だけ出てあっけなく終わるような事にはあまりしたくないですね
第三世界の屍狗族と夜魔族には悪い事したと思う…でも私は謝らない!w
大陸名や国名等はまたちょっと出しすぎちゃって禍たんが巡れない恐れもありますが
今回は第三世界と違って比較的自由に動けるしギルドの存在も禍たんが認知したので
自由度が高いんですよね〜…どう展開させようかな〜…自分でもワクワクしてきた…フフフフ…
まぁ…期待しすぎない程度に期待してて下さい

それじゃ何時まで続くか…完結できるかどうかは知りませんが 次話あとがきで会いましょう


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